
Q1.佐藤さんが仕事で一番大切にしてることはなんですか?
『信頼』です。
信頼を得ること、それが一番です。
信頼を裏切らないように日々見えざる努力していくことが
実は一番しんどい。(笑)
Q2.ブランディングって何ですか?
デザインワーク(作業)としては
ロゴデザインを見直したり、その使用に際した取り決めを作ったり
私達はこういう企業ですよと企業ポリシーを明確にして内外的にアピールする仕事です。
でも経験からわかった事ですが表には見えない部分の効果の方が大きくて
社員のモチベーションを高めたり、経営者に活力を与えたり、企業の潜在能力を引き出す力になります。
企業とデザインのマッチングを促すというか
デザインを経営の味方につける仕事だと思います。
だいだいの経営者方は最初は何のことやらわからない
ところからスタートしています。
それが半年が過ぎ1年が過ぎる辺りから変化を感じ始めて
「ようやくあなたの言っていることがわかったよ」となるケースが
ほとんどです。
Q3.肩書きのデザイナーとクリエイティブディレクターの違いは何ですか?
デザイナーは文字通りデザインする人です。
実際にデザインを作っていける(描ける)能力または技術力のある人。
クリエイティブディレクターはデザインの現場において
編集管理できる人です。
私はこの二つを仕事によっては使いわけています。
たとえば撮影はカメラマンを起用する場合など、
私が欲しい絵(カット)を打ち合わせして指示をします。
最終決定権はお客様にありますが、構図は?ライティングは?など
撮影で上がったものの決定権はディレクターにあります。
これがディレクションです。
Q4.福岡に来て苦労された点はなんですか?
やっぱ方言ですかね?久留米とか八女、大牟田辺りの人で
ものを聞き返すときに普通は「えっ!?」って言う場面で「あっ!?」って
言うんですね。関西や関東、青森だってもの聞き返す時に
「あっ!?」なんて言ったらケンカになりますよね。
でもまったくそういう意図はなく「え」=「あ」なんです。
最初は驚きました。でもこれだけは未だに慣れません。。
Q5.イデアさんに印刷までお願いする企業さんが多いのはなぜですか?
お客さんは一般的にデザインと印刷は別モノと考えているのですが
実はDTPの時代に入ってデザイナーが印刷入稿用(完全)データーまで
作るようになるとデザインと印刷は密接に絡みあってくるんですね。
最終的な仕上がりはデザイナー(もしくはディレクター)の
印刷へのこだわりになってくるんです。
仕上がりに問題を生じない程度の雑誌など1色の広告などで
あれば問題はありませんが、加工や紙の種類や厚さなども含めて
デザインになってくるので製作に預けてしまった方が結果満足いくものができます。
逆に言えばここで天と地ほどの差が生じます。
だから私のお客様にはお薦めできません。
つまりデザインにおけるトータル管理力が勝負になるわけです。


多少金額は変ってきてもそんなものは多少ですよ多少。
>>誤解なきように付け加えると、、
印刷まで受けると当然、イデアのリスクは上がります。
けれどリスクを上げても良いものが作りたい
そう思うからです。
Q6.イデアの強みは何だと思いますか?
私がデザインが大好きだと言う点だと思います。
結局お客様は他人なんですが、他人事を自分事に置き換えて仕事をしています。
私は無名のデザイナーですが「俺ならこう斬る」という
太刀を持ったデザイナーであるとこと。それが強みかな?
ちょっと脱線しますが、、
女性でもいい太刀を振るう人もいるし若くて鋭い太刀を振るうものもいる。
年期の入った太刀はやっぱり重いし、、
デザインってとにかく面白い。